高精度RTK測位対応
L1マルチ
GNSS受信モジュール
複数の衛星に対応するマルチGNSS RTK方式で、高精度な位置情報を安定して提供します。
製品の特徴
誤差数cmの高精度な測位
RTK測位(Real Time Kinematic:干渉測位方式)は、座標値がわかっている点に1台の受信機とアンテナを固定設置しておき(基準局と呼びます)、位置を計測したい側(移動局と呼びます)と合わせて2箇所で得られた観測データから、リアルタイムに測位する手法です。
基準局からの補正観測情報を無線や携帯電話などを利用して移動局に送信することで、移動局の位置をリアルタイムに測定することができます。
測位計算は、オープンソースではなく、マゼランシステムズジャパンが開発したより誤差の少ない独自アルゴリズムを使用しているため、誤差数cmの高精度な測位が可能となります。
複数の衛星システムをサポートし高い精度と安定性を実現
可視衛星が少ないと、測位誤差が大きくなる、測位状態が安定しないなどの影響があります。
本製品は、衛星数が少ないことによる影響を少なくするために、GPS、GLONASSをはじめとする複数の衛星からのデータを受信することで、より安定した高精度の位置計算を実現します。
このため、センチメートル級の位置精度が要求される測量・地殻変動の調査から、産業機器、農機や建機、自動車の運転、ドローンなどの自動運転まで、幅広い分野での適用が期待されます。
受信可能な衛星
GPS(アメリカ)、GLONASS(ロシア)、QZSS(日本)
仕様
項目 |
仕様 | MJ-2010-GL1 |
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受信可能衛星 | GPS(L1)、GLONASS(G1)、QZSS(L1※オプション) |
初期位置算出時間 | コールド・スタート:90秒(typ.)、ウォーム・スタート:35秒(typ.)、ホット・スタート:12秒(typ.)、衛星再捕捉時間:2秒(typ.) |
測位精度(RMS) | 自律測位:1.5m RTK(リアルタイムキネマティック)動的:5cm+1ppm×基線長(<5km) RTK(リアルタイムキネマティック)静的:0.5cm+1ppm×基線長(<5km) |
寸法 | 35×50×8mm |
重さ | 14g |
入力電圧 | 4.5〜6VDC |
バックアップ電圧 | 2.6〜4VDC |
消費電力 | 0.5〜0.7W |
アンテナ出力 | 2.8V、30mA |
コネクタ | 26pins for digital MMCX for antenna |
動作温度 | -30℃〜+85℃ |
最大出力レート | 最大10Hz |
入出力インタフェース | LV-TTL UART×2 |
データフォーマット | NMEA0183 Version3.0:Output RTCM SC104 Version3.1:Input/Output |
活用分野